2009年06月20日

新着本

お友達の司書さんに進められた本が届いたので、
読んでみました。

「子どもたちの遺言」 谷川俊太郎・詩  田淵章三・写真  佼成出版社
  
  とにかく、タイトルにドキッとしました。
  この本は、作者の谷川さんが、「子供たちに向かって
  遺言を書くという発想だったものを、
  死に近づきつつある大人より、まだ死からはるかに
  遠い子供が大人に向かって遺言するほうが、
  この時代ではずっと切実ではないかと思って、
  発想を逆転させた」(本文子どもの身になってより)作品だそうです。
  
  誕生の瞬間から成人式までの子供たちの
  姿の写真が、心に残ります。
  
  最後の詩の1文のように、
  はたして私は息子から、
  生んでくれてありがとうと言ってもらえるだろうかと
  とても不安になりました。
  いまからでも遅くない!? 
  子供といい関係を作っていけたら・・・と思いました。


そしてもう1冊。



「ルール!」 シンシア・ロード作 おびかゆうこ訳  主婦の友社
 
 「わたし(12才)と弟(8才)がうまく生きていくためのルール(例)
  ◎なにかもらったときは(たとえ気にいらないものでも)、「ありがとう」っていいます。
  ◎こたえたくないことをきかれたときは、ぜんぜんちがう質問をしてごまかします。
  ◎すいそうの中にオモチャをいれてはいけません。         」
   
  の本の帯に引かれて購入を決めた本でした。

  人は1人では生きていけない。
  社会で生きていくためには何事もルールが必要になってきます。
  集団生活のなかで、家族の中で、小さいころからだんだんと
  そのルールを身に付けていかなければならないのではないでしょうか?
  この本から、なにか学んでもらえれば・・・と思ったのですが・・・face07
  この本はもっともっと深いものでした。
  
  とにかく読んでみてください。
  「わたし(12才)」の気持ちがなんとも言えずに心に残ります。
  そして、考えてください。
  そして、この本について、語り合ってみてください。

  この本を読んだ子どもたちが、どんな感想を持つのか、
  楽しみです・・・(-.-)
  
  
  



Posted by ムサシ at 01:22
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