お友達の司書さんに進められた本が届いたので、
読んでみました。
「子どもたちの遺言」 谷川俊太郎・詩 田淵章三・写真 佼成出版社
とにかく、タイトルにドキッとしました。
この本は、作者の谷川さんが、「子供たちに向かって
遺言を書くという発想だったものを、
死に近づきつつある大人より、まだ死からはるかに
遠い子供が大人に向かって遺言するほうが、
この時代ではずっと切実ではないかと思って、
発想を逆転させた」(本文子どもの身になってより)作品だそうです。
誕生の瞬間から成人式までの子供たちの
姿の写真が、心に残ります。
最後の詩の1文のように、
はたして私は息子から、
生んでくれてありがとうと言ってもらえるだろうかと
とても不安になりました。
いまからでも遅くない!?
子供といい関係を作っていけたら・・・と思いました。
そしてもう1冊。
「ルール!」 シンシア・ロード作 おびかゆうこ訳 主婦の友社
「わたし(12才)と弟(8才)がうまく生きていくためのルール(例)
◎なにかもらったときは(たとえ気にいらないものでも)、「ありがとう」っていいます。
◎こたえたくないことをきかれたときは、ぜんぜんちがう質問をしてごまかします。
◎すいそうの中にオモチャをいれてはいけません。 」
の本の帯に引かれて購入を決めた本でした。
人は1人では生きていけない。
社会で生きていくためには何事もルールが必要になってきます。
集団生活のなかで、家族の中で、小さいころからだんだんと
そのルールを身に付けていかなければならないのではないでしょうか?
この本から、なにか学んでもらえれば・・・と思ったのですが・・・

この本はもっともっと深いものでした。
とにかく読んでみてください。
「わたし(12才)」の気持ちがなんとも言えずに心に残ります。
そして、考えてください。
そして、この本について、語り合ってみてください。
この本を読んだ子どもたちが、どんな感想を持つのか、
楽しみです・・・(-.-)